肉を食べるのは大事だという話(亜鉛不足)

2025/03/13

物忘れを心配して受診される高齢者を採血すると、ほぼ100%亜鉛不足と判明します。もちろんその中にはアルツハイマー病始め様々な認知症の方も多いのですが、そうである方もそうでない方も、ほぼ全員が亜鉛の量は基準値を大きく下回っています。


亜鉛が不足すると頭がぼーっとするのです。だからそう言う方に薬で亜鉛を補充すると、一回で「頭がすっきりしました!」と言います。無論、本当の認知症治療はまだその先があるのですが、とりあえず採血して亜鉛が不足していればそれを補う。それだけで「ぼーっとしている」のは相当に改善されます。


亜鉛というのは、主に肉の赤身に含まれるのです。だから肉を日常的に食べる食習慣がない方は、大抵不足しています。牡蠣やほうれん草の亜鉛含有量もそれなりにはあるのですが、牡蠣は毎日食えるものではないし、ほうれん草のような繊維質の野菜は、実は非常に吸収効率が悪い。殆どうんこになるんです。この辺は、野菜を推奨する方々に是非ご理解戴きたいのですが、野菜というのはいくら色々な栄養素が含まれていても、肉や魚と比べると非常に腸管に於ける吸収効率は悪いのです。ですから、栄養素の含有量を比較しても駄目なんです。人間は哺乳類で、草食動物ではないので、牛のように胃が4つあるわけではありませんから、繊維が多い野菜はなかなか消化吸収出来ません。便秘にはそれが良いのですが、野菜の栄養素はそのまま人の身体が吸収出来るものではないという事は、事実なのです。

 

PAGE TOP